三重県玉城町太陽光発電所定期点検作業
- 所在地
- 三重県度会郡玉城町
- 作業内容
- 定期点検・検査(2022年)
こんにちは、ソラプロテックの山田です。
今回は定期点検のご依頼で三重県度会郡玉城町にあります地上設置太陽光発電所に行かせていただきました。
改正fit法でも点検が義務化され、最近は点検に関するお問合せも多くなってきました。
この発電所は稼働開始から4年経過した発電所になりまして、今年落雷が原因で停止してから、それ以降発電出力が下がったパワコンがあるので、そこも合わせて調べてほしいと連絡をいただきました。
まずはパワコン〜太陽光パネルの間に故障が無いかを専用検査機器で調査です。
この『ソラメンテ』と呼ばれる検査機器を使うことで、太陽光パネル故障に多いクラスター断線や発電出力低下などを調べることが出来ます。
こちらは絶縁抵抗測定と言われる検査項目で、漏電が無いか確認しています。
ソラプロテックでは太陽光パネル〜パワコン間、パワコン〜集電箱間まで検査させてもらいます。
もしも漏電していると感電事故の危険性があり、また発電が止まってしまうこともあります。実例として野ネズミなどの野生生物が電気配線をかじってしまい漏電や断線トラブルも起きています。
太陽光発電は屋外の厳しい環境に設置されており、当初はメンテナンスフリーなどと言われていましたが、時間の経過と共に様々なトラブルが起きているのも事実です。
定期点検を実施することで、遠隔監視システムでは気付けないような、故障や不具合も発見することができ、未然に予防措置を講じることで発電トラブルの抑制につながります。
今回の点検で発見された故障箇所が、この部分です。
これは太陽光パネル(モジュール)裏のジャンクションボックスと呼ばれる部品で、パネルで発電した直流電気を電気ケーブル側に送るための中継地点になる大事な部分で、落雷時に熱で変形してしまったと推測します。
この経路につながっているパネル8枚が画像のように変形しており、他の回路と比べても電圧も低くなっていました。
今回の点検で発見した故障箇所も含めて、写真レポート付きの点検報告書を作成して所有者様に報告させてもらいました。
落雷での故障パネルは、加入されている損害保険で直すことになりそうです。
点検とは別作業になりますが、発電所東側の木の影が原因で発電量が下がっている箇所がありましたので、所有者様からのご依頼で伐採させてもらいました。
発電所建設時には無かった草木も、数年間で大きく伸びて、いつの間にか発電ロスの要因になっていることもあります。
売電金額が減っている場合は一度現地を確認されることをお勧めします。
ソラプロテックでは中部エリアを中心に太陽光メンテナンスをしています。
弊社定期点検の料金につきましては1回45,000円(税別)と低予算で実施させてもらっていますので、土地付き分譲や中古購入されてから、まだ一度も点検を受けられていない事業者様がお見えでしたら、気軽にご連絡ください。
太陽光発電所運営管理とメンテナンス
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