三重県多気郡ソーラー2基定期保守点検
- 所在地
- 三重県多気郡
- 作業内容
- 定期保守点検(2023年)
こんにちは、太陽光発電メンテナンスの株式会社ソラプロテックです。
今回は三重県多気郡多気町にあります野立てソーラー2基の定期保守点検に行かせていただきました。
平成24年以降、再生可能エネルギーを普及させる目的で施行された電力固定価格買取制度により、数多く設置された太陽光発電所も古いものでは10年以上が経過し、徐々に修理が必要な箇所も出てきました。
1基目の発電所では画像のように、防犯フェンスを支えている支柱が傾いてきていました。
恐らく雨風の影響で支柱根元の土が流れ出てしまい、強度が無くなりフェンスを触るとグラグラの状態で補強が必要になります。
2基目は稼働から6年が経過した発電所で今年からご契約をいただき今回が初めての点検になります。
ソーラーパネル内部の故障を調べる検査で故障パネル3枚が見つかりました。
クラスター故障と呼ばれる不具合で、ソーラーパネルの3分の1が機能していない状態になります。
製造時のハンダ接合不良などが原因で起こることが多く、外観には変化が無い為、太陽光専用の検査機器を使わなければ見つけることが出来ません。
ソーラーパネル1枚づつ点検していくと、正常なソーラーパネルであれば約36ボルトの電圧が出ますが、故障パネルの場合は約24ボルトと低く、内部抵抗も異常数値になります。
一般的な太陽光パネルメーカーでは製品に出力保証が付いており、例えば15年以内に80%の発電出力を下回ったら製品保証で新たしいパネルをメーカー負担で出してもらえるという内容です。
クラスター故障パネルは本体の3分の1が機能していない状態で、発電出力は66%しか出ておらず、80%を下回っているのでメーカー保証対象になります。
数十基の太陽光発電所点検を行うと、このような故障パネルから中には全く発電していない回路や停止パワコンが見つかることがあり、故障停止で売電出来ない期間が長くなると経済的損失も大きくなります。
点検で早期に異常を発見し対処することで、経済損失を最小限に抑えることが可能です。
発電所も人間と同じで、定期的な健康診断が大事です。
太陽光発電所運営管理とメンテナンス
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株式会社ソラプロテック