こんにちは、株式会社ソラプロテックの山田です。

今回は三重県多気郡にあります倉庫屋根に設置されたソーラーパネル９５０枚の洗浄依頼をいただき、数日に分けて洗浄を実施させていただきました。

稼働から数年が経過しパネル表面には黄砂などの汚れが堆積しており、設置角度がフラットな為、雨水でも汚れが流れず徐々に溜まっていったようです。

パネル表面の堆積した汚れは太陽の光を遮ってしまい、ソーラーパネル本来の性能を発揮できず発電量が低下してしまいます。

また長期間パネル汚れを放置しているとホットスポットが発生してパネル故障にもつながりますので、定期的にパネル状態や売電量をモニタリングして、効果的なタイミングでパネル洗浄やメンテナンスを実施することが大事です。

今回は水を掛けながらブラシやグラスファイバーモップ、スクレーパーなどを使用して１枚１枚汚れを落としていきました。

ソーラーパネル表面の汚れの種類も様々で、鳥の糞や黄砂、砂埃や土埃、花粉や煙突からの煤汚れなど、また周囲の環境によっては特有の汚れもあります。

例えば隣に鉄工所があれば、鉄工所から飛んでくる微量な鉄粉や塗料がパネル表面に付着している発電所も、また採石場が近くにある場合、粉塵でソーラーパネル表面が真っ白になってしまい発電量を落としてしまいます。

畜産関係では環境的にも埃が多く、雨水だけでは中々汚れが流れ落ちてくれません。

今回の現場のように倉庫や事務所、工場屋根に設置された平置きでパネル角度が無い太陽光発電所の場合、定期的に発電量のモニタリングと汚れの状態を確認されることをお勧めしています。

たった数年で１０%〜２０%以上も発電量が下がって、非常にもったいない状態になっていることもあります。

洗浄後はスクレーパーを使いパネル表面に残った水を出来る限り取り除きさせてもらいました。

キレイになったソーラーパネルは本来の発電能力を発揮してくれると思います。

今回はご依頼者である会社様のご協力もあり、洗浄に使用する水もご提供頂きスムーズに作業を進めることができました。

ありがとうございます。

今後の発電量の回復が楽しみですね。

※産業用屋根設置のソーラーパネル洗浄につきましては、設置状況や作業スペース有無によってはお引き受け出来ない場合もあります。

最近、発電量が大幅に低下してきているなど、太陽光メンテナンスについてご心配事がありましたら気軽にお問合せください。

太陽光発電所運営管理とメンテナンス

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