こんにちは、ソラプロテックの山田です。

今回は保守点検のご依頼で三重県多気郡多気町にあります低圧連係太陽光発電所に行かせていただきました。

この発電所は稼働から２年以上が経過しており、今回が初めての点検検査となりました。

今回の保守点検では発電量に関わる不具合が発見されましたのでご紹介します。

パワコンから太陽光パネルの間を専用検査機器を使用して、検査をしていると１箇所測定できない場所があるのです。

大抵その場合は電気ケーブル断線かコネクター故障のケースが多いのですが、今回は違いました。

画像のように電圧を測定すると『マイナス』表示が出たのです。

通常ではあり得ない無いことですが、施工時に電気配線のプラス極とマイナス極を『逆接続』してしまっていることが考えられます。

この状態では太陽光パネルで発電した電気もパワコンから先に流れることは無く、売電できないのです。

該当のパワコン積算発電量を確認しましたが、やはり他のパワコンよりも発電量が少ない状態です。

この施工ミスは発電所建設時からの問題であり、また売電損失部分で補償のこともありますので、お客様から販売会社（工事会社）へ連絡してもらうことにしました。

すでに２年以上稼働していますが、残りの売電期間を考えると早く発見できて良かったと思います。

点検につきましては１回４５０００円で実施可能です。

今回のように稼働年数が短い発電施設でも、保守点検を実施することで重大な不良箇所が発見されることもあります。

ソーラー設備は１年中雨風や屋外の厳しい環境にさらされており、電気ケーブルやモジュールコネクターなども少しづつ劣化は進んでいきます。

定期的に点検検査を行うことで、そのような補修箇所が発見でき未然に予防することで安全に発電事業を継続できるのでは無いでしょうか。

太陽光メンテナンス技師と電気工事士資格を保有した点検作業者がお伺いしますので、気軽にご連絡ください。

太陽光発電所運営管理とメンテナンス

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