三重県伊賀市太陽光発電ブレーカー取替
- 所在地
- 三重県伊賀市
- 作業内容
- ブレーカー取替(2023年)
こんにちは株式会社ソラプロテックの山田です。
今回は太陽光発電所でのブレーカー不具合による発電トラブル事例を紹介したいと思います。
場所は三重県伊賀市にあります産業用野立て太陽光で、頻繁にブレーカー遮断が起きてしまい、せっかくソーラーパネルで発電した電気を売電することが出来ない状態になっていました。
太陽光発電施設ではメインブレーカーが停止すると、売電額もゼロになり、さらに現地での手動復旧作業が必要で駆けつけ対応費などが発生してしまいます。
このような不具合が連続した為、発電所オーナー様よりブレーカー交換の依頼をいただきました。
ではなぜブレーカー遮断が起きるのでしょうか。
ブレーカーは本来40度までの温度環境で使用されることを想定して製造されていますが、屋外に設置されている太陽光発電では、ブレーカー本体は金属製の箱の中に収納されていることもあり特に夏場は50度を超える環境にさらされます。
また良く晴れた日は、日中絶え間なく発電するので、電気ケーブルを流れる電気により抵抗熱が生まれ、さらにブレーカー本体は熱くなってしまいます。
その結果、ブレーカー本体が容量オーバーのような状態になり遮断による発電トラブル、復旧してもまたすぐ遮断するなどの本体故障が起きるようになります。
今回は新しい主幹ブレーカー(サーキットブレーカー)に交換すると同時に、容量も250アンペアから350アンペアに上げることにしました。
理由はブレーカー本体温度が上昇すると、本来設定されている容量以下でも遮断してしまうので、屋外の産業用太陽光では少し大きめのブレーカー容量を選定することをお勧めしています。
年間で多くの駆けつけ対応に行かせてもらいますが、その中でも分譲で販売されている太陽光設備では、ギリギリのブレーカー容量で作られている物件も多く、特に高温多湿の時期は多くの発電トラブルが発生している現状があります。
2012年に施行された固定価格買取制度(FIT法)で、太陽光を中心に全国で多くの再生可能エネルギー電源設備が作られました。
その設備も古いものは10年以上が経過し、メンテナンスが必要な時期に来ています。
株式会社ソラプロテックでは、点検調査から破損したソーラーパネルの交換修理も行っています。
東海エリアに太陽光発電をお持ちのオーナー様で発電所運営に関するお悩みがありましたら気軽にご相談ください。
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