滋賀県甲賀市ソーラーパネル交換作業
- 所在地
- 滋賀県甲賀市
- 作業内容
- 破損ソーラーパネル交換(2023年)
こんにちは、株式会社ソラプロテックの山田です。
今回は太陽光発電メンテナンスの一環で破損したソーラーパネル交換作業の紹介になります。
場所は滋賀県甲賀市にあります地上設置の産業用低圧太陽光発電所で、画像のようにソーラーパネル表面のカバーガラス全体が割れてしまっています。
よく見ると石が当たったような痕跡がありました。
周囲を見ると複数のパネル上に石がのっていたので、恐らく飛んできた石が原因で割れてしまったのではと想像します。
このような石は草刈り時の刈り刃による飛石やカラスなど野鳥のイタズラで空からの落石などが原因として考えられます。
ソーラーパネル自体はカバーガラスが割れても発電はしますが、割れた状態を長期間放置していると、徐々に雨水が内部に入り込み表面が白く曇っていき発電量の低下や漏電・異常発熱などのトラブルを引き起こします。
特に雨天時には、割れたパネルが原因で集電箱側ブレーカーにて漏電遮断機能が作動してしまい、当該パネルが接続されているパワコン1台が停止し大きく売電収入を下げることも起こっています。(一般的な野立て太陽光発電所でパワコン1台が停止すると、売電金額も1割程度下がります。)
まずは破損したソーラーパネルを取り外し、交換用の新しいパネルを取付していきます。
古い発電所になるほど同じ型式のソーラーパネル(モジュール)が現在販売されておらず、交換に使えるパネルを探すのが困難になってきています。
弊社ではサイズや性能を考慮して、各種メーカーから最適なパネルを選定させていただいておりますので、もしお困りの方がお見えでしたらご連絡をください。
ソーラーパネルを架台に固定している4箇所のクランプ金具をしっかり固定します。
ここが緩んで外れてしまうと台風などの強風時にパネルが飛んだり脱落してしまう可能性がある為、緩みが無いか要確認が必要です。
画像はソーラーパネルの厚みを調整する為の専用スペーサーになります。
今回は既設品の厚みが40mmで交換用パネルが35mmだったので、5m mの差をこのスペーサーで埋めることにしました。
パネル交換後は電気ケーブルの接続と正常に発電しているか点検をして作業終了になります。
交換時の作業報告書は後日発電事業者様に提出させていただきました。
再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートしてから、全国にたくさん建設された太陽光発電施設も時間の経過とともに故障修理やメンテナンスが必要な時期を迎えています。
特に10年が経過してメーカー保証が切れてしまうパワーコンディショナーなどは、故障停止している期間や本体取り寄せから交換までの期間の売電損失を考えると、早めに発電効率の良い新品パワコンに交換して、また製造メーカー10年保証が入った状態で残りのFIT期間を安心して事業運営していくことをお勧めしています。
太陽光発電所運営管理とメンテナンス
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株式会社ソラプロテック