こんにちは、ソラプロテックの山田です。

今回は太陽光発電所でのブレーカー故障による発電トラブル事例を紹介したいと思います。

場所は三重県度会郡にあります太陽光発電施設で、定期除草作業時に１台のパワーコンディショナーが停止していることを発見しました。

パワコンは太陽発電設備の中でも特に大切な設備で、ソーラーパネルで発電した直流電気を電気製品に使用出来るよう交流電気に変換する重要な設備で、これが停止すると道路の電線側に電気を流すことが出来なくなってしまいます。

この発電所では５台あるパワコンのうち１台が停止しているので、全体の売電量としても２０%が下がっている状態になります。

発電所内の設備を確認していくと、パワコンの先にある配電盤内ブレーカー（開閉器）が１台OFF状態になり電気を遮断していることを見つけました。

このOFFになっているブレーカーと停止しているパワコンは配線で繋がっており、このブレーカーがOFF状態になったことが原因で、パワコンも停止してしまったようです。

ブレーカー本体の復旧を試みましたが、何度復帰操作をしてもONになりません。

各種検査機器を使い、電気配線に漏電などないか点検しましたが、異常は無いようなので、どうもブレーカー本体故障の可能性が高いと判断して、後日新しいブレーカーを取寄せ交換を行うことにしました。

画像はブレーカー交換作業中になります。

新しいブレーカーに交換後は、OFFになることも無く、無事発電が再開したことを確認させていただきました。

太陽光発電も稼働期間が長くなるにつれて、機器の経年劣化により故障や発電トラブルが増加してきているのも事実です。

今後ますます点検やメンテナンスが重要になってくると予想されています。

弊社では、草刈りや除草剤散布など除草作業時に合わせて、発電停止していないかパワコン稼働確認やソーラーパネル破損が無いかなどサービスで点検させていただいております。

もし太陽光発電での心配事がありましたら気軽にご連絡ください。

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